眼瞼下垂

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眼瞼下垂とは

まぶたを上げるために使われる筋肉の働きが弱まり、眼を開いた時にたるみなどから、上まぶたが上がらない状態を眼瞼下垂(がんけんかすい)と言います。

片眼の場合と両眼の場合で程度も様々ですが、症状のひどいものでは全く瞳が見えないほど 下がっている症状もあります。

加齢とともに起こる眼瞼下垂を老人性眼瞼下垂症と呼び、ご年配の方に多く見られます。若年者の方も花粉症などで眼に痒みを感じ、まぶたを強くこする癖がある方、また、長期間ハードコンタクトレンズを使用している方も眼瞼下垂症になる可能性があります。

生まれながらの方や、けがなどの外傷によって生じたもの、或いは加齢により生じたものなど様々な下垂を改善することが可能です。

正常な開眼状態
正常な開眼状態
眼瞼下垂の開眼状態
眼瞼下垂の開眼状態

具体的な症状例

眼瞼下垂には、先天性と後天性のものがあり、いずれも下記のような症状が見られます。

まぶたがくぼんで老けて見える
眉毛を上げて眼を開く
眠たそうな眼に見える
左右の眼の開きがバラバラ
まぶたが下がることで眼が細くなる
眼つきが悪く見える

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂の治療法には、大きく分けて「埋没法」「皮膚・眼輪筋切除」「ミュラー筋タッキング」の3つの方法があり、手術時間は15~60分ほどです。

01 埋没法

まぶたを持ち上げる筋肉の緩んだ眼瞼挙筋や挙筋腱膜を糸で瞼板に引き寄せ固定します。皮膚を切らないので腫れや内出血が少なく、ダウンタイムが短い治療です。

02 皮膚・眼輪筋切除

上まぶたが伸びている場合、伸びた皮膚の一部を切除する方法で手術を行います。

03 ミュラー筋タッキング

まぶたを引き上げるための眼瞼挙筋を短くするなどの方法で手術を行います。

治療料金

眼瞼下垂は保険適応の疾患ですので、下記の料金で手術を受けていただくことができます。

片眼 両眼
1割負担 約6,000円 約12,000円
2割負担 約12,000円 約18,000円
3割負担 約18,000円 約36,000円
抗VEGF薬治療
1割負担 約6,000円
2割負担 約12,000円
3割負担 約18,000円
抗VEGF薬治療
1割負担 約12,000円
2割負担 約18,000円
3割負担 約36,000円